びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

ヒビが入ったオーバーランデバイスの交換作業

オーバーランバイスにヒビが入っているのを発見した我が家のhobby 490KMF

ヒビが入っている

これではGWに出かけらないし、出かけられたとしても牽引が気が気じゃない。

最悪の場合が想像できるのに牽引するわけにはいかないから、何としても早めに直したい!

 

溶接修理なら安くすぐ直るけど、鉄は熱が入ると脆くなるので再発の可能性もあるし溶接中の有毒ガス事故に注意しなければならないので気が進まない。補強をしたところで効果的かどうかも怪しい。

トーザイアテオさんで直して貰うにもお忙しいのか納期が6ヶ月ということでGWには間に合わない

トーザイアテオさんには申し訳ないのですが、最速修理を目指すために仕方なく自力で部品を手配し交換することにしました。

 

まず取り付けられているオーバーランバイスを調べると

KNOTT KFL20Z

KNOTT製のKFL20Zという製品のようです。

許容トレーラー荷重は1100kg~2000kg、許容ヒッチ荷重は100kgと書かれています。これと同じ物を探していきましたが・・・

まず国内のKNOTTトレーラー部品総輸入元に問い合わせたところ、代替できるような物も含めて在庫は無し。

KNOTTの本家ECサイトを見ても、KFL20Zや同等の商品は廃盤もしくは在庫無し。

 

ふとオンラインカタログを見ていると、何やらKFG20-Aという「鋳物の強化品です」と謳っているを発見。

KFG20-Aなる物

しかも純正品(KFL20Z)は耐ヒッチ荷重100kgなのに対し、このKFG20-Aは150kgあります。想定トレーラー荷重は1100kg~2000kgで純正品と同じ。これに置き換え出来るならこっちの方が良いんじゃない?

 

トレーラーのオーバーランバイス取り付け部の採寸をしたり、KFG20-Aの取り付け部のピッチを仕様書から読み解いたりして互換性があるだろうと判断。

本家ECサイトには在庫がないようでしたが、在庫を持ってる現地のトレーラーショップを何軒か見つけたので、ネットでポチッと注文!!

 

・・・しようとしたものの、どのショップも「商品が重すぎるから海外に送れないよ」と。

仕方が無いので何度かお世話になっている近所の輸入代行屋さんに相談したところ、現地事務所からフェデックス手配して送って貰える段取りがつきました。良かった~!

4/1に注文し、届いたのが4/17。送料は6万円と高かったけど、2週間ちょっとでイギリスから荷物が届きました!やったー!

届いた部品

箱はボコボコのボロボロだったけど中身は無事だったオーバーランバイス

早速交換していくことにします。

はたして無事に交換できるのか?適合せずに無駄な買い物となってしまうのか?ドキドキです。

(仕事が終わった後、何日かにかけて作業しているので写真の明るさがバラバラですがお許し下さい)

ブレーキロッド

まずは既存のオーバーランバイスからブレーキロッドを取り外します。

ブレーキは解除しないといけないので、輪留めは確実に。

 

取り外し

ネジ4本でオーバーランバイスの取り外しが完了しました。

この後は逆の手順で組み付け。

取り付け

新しいオーバーランバイスをAフレームに取り付け、ブレーキロッドも取り付けて、WINTERHOFFのスタビライザー付きカプラーも旧デバイスから移植して完了です。ブレーキロッド周りの位置関係を一番危惧していたんですが、全く問題なくそのまま取り付けできました。良かった・・・。

 

最初に付属してきたままのカプラーでも50mmなので使えるんですが

スタビライザー無し

スタビライザーがついてない普通のカプラーなので予備用とすることにしました。

 

分厚い

どうですか、この分厚さ!見るからに丈夫そうです。

ボルト長さ不足

想定はしてましたが、取り付けボルトの長さが足りなくて一部プレートが取り付けできなかったので後日ボルトを用意して交換します。あと、もう少し面幅の広いワッシャーも必要ですね。

 

コーションプレート

めでたく耐荷重150kgになりました。

 

撤去品&予備品

外したオーバーランバイスと、使わなかったカプラー。

オーバーランバイスは毒ガスに気をつけつつ暇なときにダメ元で溶接し予備として取っておこうかな。

 

これで直りましたが、オーバーランバイスが頑丈になったことで別の場所に負担がかかる可能性もあります。今まで以上に路面を選びつつ運転しようと思います。

これでGW出かけられそうだ!

 

後日

ボルト到着

注文しておいた長いボルトが届きました。

強度区分8.8

純正のボルトはM12×120mm強度区分8.8の高強度ボルトでした。

強度区分10.9

強度区分8.8だと150mmボルトが殆ど無くて割高なので、更に高強度の10.9にしました。特に問題は無いはずです。

※ホームセンター等で売っている強度区分4.8程度の一般ボルトは絶対に使用禁止!

 

完了

これで完全に固定ができ、付属小物類も共締めで取り付けできました。

殆ど写っていませんが上面のワッシャーも少し大きい物にしたので安心です。

大事件!トレーラーのオーバーランデバイスにヒビが!

今年の年明けくらいの出来事。

最近調子が悪かったジョッキーホイールを交換。

新品のジョッキーホイール

KNOTTのオンラインショッピングサイトにて購入。¥9000位でした。

 

交換完了♪

調子よくスルスル回るようになったし異音も無くなったから大満足!なんて思いながら、ふと「そろそろオーバーランバイスのグリスアップの時期だな~」なんて思って給油しようとしたところ気になるものが。

赤い○の辺り

アップ

ヒビが入ってる!!よく見てみると反対側も。そして亜鉛メッキの表面だけか?と思って断面部から見てみると、裏側にまでヒビが入っている。。。

 

あちゃー・・・。

 

いつからこうなっていたのか?どの位の早さで進行したのか?全く不明ですが、クラックからサビが出ている点を考慮するとごく最近というわけでは無い様子。

様子を見つつ一回スキー(菅平高原スキーリゾート)に行きましたが、戻ってきてから確認すると何とな~くクラックが進行したような。

う~む、このままではGWに出かけられないぞ!?緊急性を要する事態だ・・・。

 

トーザイアテオに写真を送って相談するとやはり「そのまま使用するのは危険です」と。

 

さて、どうするか?

①クラック部分を補強しつつ溶接

 →亜鉛メッキを溶接するのは有毒ガスも出て気が進まないし再発の可能性もある

②純正品でオーバーランバイスを交換する

 →見積もりを取ったら35万円超え、しかも納期6ヶ月

 

そもそも何故ヒビが入ってしまったかですが、東日本大震災以降は道路がボコボコでガタガタ。エアコン室外機がフロントロッカーに入っているのもあるでしょうし、我が家の行動範囲は路面が悪すぎるのでその影響が大きいと思います。

ちなみに我が家のhobbyトレーラーのAフレームには純正のカバーが装着されていたんですが、冬は雪が積もっちゃって面倒くさいし特にメリットが無いので夏から外していました。そのおかげで早期発見に繋がりましたが、気づかなかったらヤバかったですね。ポジティブに考えましょう。

 

今まで以上に慎重な運転をする必要性を感じつつ、解決方法を模索する日々が始まります。

DUCATOバンに必須のカメラ

まずは下の写真をご覧下さい。

DUCATOと三角コーン

DUCATOと三角コーン

DUCATOの運転席からはこのコーンがどうやっても見えません。

視認不可

体を前後させても、直接でもミラーごしにでも見えません。(車両中央付近からカメラで撮ってるのでまだ見えてますが、肉眼だとプリウスアルファーの運転席位しか見えてません)

これの何が困るかというと、高速道路のSA,PAで斜めになっているマスありますよね?

斜めになっているマス

ここから前進で出る際、左から来てる車が見えないんです。

トラックならサイドミラーを折りたたんだり出したりすれば左が見えるポイントがあるんですがDUCATOにはそれが無い・・・。

助手席に誰か乗っているなら確認して貰えますが、私は基本的に1人行動。

警笛鳴らされる覚悟で頭を出していくか、バックで出るスペースに停めるしかありません。

あと、交差点を左折する際の巻き込み確認もできず、安全性に難あり。

最初は補助ミラーとか試しに取り付けてみてたりしたんですけど、脱落の可能性や夜間視認性の問題、デザインへの影響等も考慮して小さいカメラとモニターを付けました。

KEIYO 横ミエ

KEIYO 横ミエ

 

カメラはそのままガラスに貼り付けると画面の半分は自車しか映らないし、肝心の車両外方向が見えないので3Dプリンターにて40度外側を向く台座を作成。

角度の微調整は手でカメラを動かします。

これなら斜めのマスから出るときも安心ですし、左折時の巻き込み確認もできるようになりました。カメラだけでほぼ真横まで見えるので、これで死角無し!

 

カメラの画質はお世辞にも良くは無いですが、来ている物体の確認くらいは問題ありません。あと、意外に真っ暗な中でも見えるので夜でも問題なし。

配線も目立たない

配線モールも付属し、ドアミラー台座の縁に沿わせて貼り付けたらそんなに目立ちませんでした。

DUCATOにサブバッテリーシステムを搭載

だいぶ前の作業になりますが、DUCATOを購入してすぐにサブバッテリーシステムを搭載しました。

サブバッテリーシステム一式

以前の仕事車でも使ってた120Ahリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(現在は私が買った物とはモデルチェンジしている模様)

2021年の3月から使ってるので3年間使ってますね。日中何時間も100Vのエアーコンプレッサーをガンガン回したり小さい溶接機を使ったりグラインダー使ったりしていますが劣化も感じられず非常に調子良いです。

 

それとCOTEK1500W正弦波インバーター SK1500-112(廃盤)

後継機種だとコレ↓かな?

もうちょっと機能が多い上のクラスとかの方が売れてるみたいですね。

今まで色々なメーカーのインバーターを見たり使ってきましたが電菱(COTEK)は壊れないし定格で使える。中華インバーターは定格内であっても何個も壊れてます。当たり品を買えれば大丈夫なんですが結構確率が低い。

 

そして今回新たに購入したRENOGYの30A走行充電器を組み合わせました。

何故走行充電器だけ新たに購入したかというと以前の仕事車(トヨタ コースタービッグバン)は24V車だった為。

機器の配置は運転席と助手席の間の床に面ファスナーテープで貼り付けただけです。もっともらしい言い訳をすると、メンテナンス性を考えました。(笑)

 

車両のバッテリーから走行充電器に線を繋ぐ必要がありますが、車両バッテリーはこのすぐ前方の床にあるので作業も楽ですし経路も短く好都合。

走行充電器にはエンジン起動信号(俗に言うACC信号、又はIG信号)を入れる必要がありますがこれまたDUCATOの運転席座席横に良いヒューズボックスがありまして、

黒いカバーを外すとヒューズボックスがある

そこからヒューズ泥棒配線でIG信号を取り出せばOKです。確か荷室用シガーソケット(バンでは空きカプラーになっている)ヒューズの所がブランクになってるので、そこにヒューズ泥棒配線を入れてあげればIG信号を取り出せます。更に、右テールライト内側にあるグレーのカプラーに12Vが来るようになるので何かに使えるようになるという一石二鳥具合。

ちなみに私の場合はキーON(エンジンは始動していない状態)で何か作業をする際に走行充電器が働き始めてしまうとメインバッテリーを浪費してしまうのを危惧して、メンテナンス用にスイッチを設けています。スイッチONで通常の走行充電開始。スイッチOFFで走行充電オフとなります。

 

自宅で停車中に外部電源を繋ぐとサブバッテリーを充電できるようにもしました。

リヤバンパーにコネクタ取り付け

100Vを入力すると車内に固定設置した充電器が動作し、サブバッテリーを充電する仕組みになっています。

下のリンクは私が使っているのと同一商品では無いけれど似たような物↓

急速な充電はセル間電圧のバラツキを起こして早期劣化の原因になるので、不必要に大電流で充電しない方が吉。充電器は凄く熱くなるので自分的には冷却ファン付きの充電器を勧めたいところですが、もしRVパーク車中泊等で就寝中も充電させたいならファンの音が気になると思うのでファン無しの方が良いかも。ただ、ファン無しは充電器温度が上がると充電が止まってしまうので本末転倒にもなり得ます。発熱が少ない低アンペア数の充電器では充電が完了しないでしょうし…。ベストなのは静かなファンの充電器でしょうけども、運良く出会えるかどうか(苦笑)

 

接続はこんな感じです。作業した当時は大急ぎで作業していたので、作業中写真は全く撮影できませんでした。(荷室の床張り、壁張り、棚作成、電気工事を24時間で終わらせる必要があった)

接続図

荷室には荷室内の後付け照明や投光器、冷蔵庫や作業PC用にサブバッテリーからの12V系、それと電動工具や電子レンジや各種測定機器駆動用にDC-ACインバーターから出力された100Vが届けられています。当然ですが、バッテリーが空になるまで使ってもエンジン始動用のバッテリーは消耗しませんので安心して仕事が出来ます。

この辺りの機器はDIYで車中泊仕様に改造される方と同じような構成だと思いますし、うちのDUCATOも荷室の荷物棚を下ろせば冷蔵庫も電子レンジもありますから一応車中泊ができます。(笑)

 

それとうちのDUCATOにはヒッチメンバーが取り付けられていまして、ヨーロッパ系キャンピングトレーラーも牽引できるようにヨーロッパ13ピンタイプの電気コネクターが装着されています。トレーラーのバッテリーを充電したり冷蔵庫を冷やす為の12Vも実はサブバッテリーから届くようにしてありまして、DUCATOのエンジン動作に関係なく別途取り付けたスイッチで制御できるようにしているのでエンジン停止中でもトレーラーに12Vを継続的に送電することが出来ます。

まだDUCATOでキャンピングトレーラーを牽引したことはありませんが。。。

FIAT DUCATOに20,000km乗って思う事

仕事の相棒としてFIAT DUCATOが来てからもうすぐ10ヶ月。

走行距離20,000kmを超え、街乗りから片道200km越えの長距離移動までバンバン走っている私が色々思うところを書いてみようと思います。

大きく分けると「気に入った点」「気に入らない点」の列記になりますが、同じ部分でも両面持ち合わせている部分もありますのでそれぞれご覧頂ければ幸いです。

 

 

DUCATOの気に入っている点

まず車の基本性能である走る・曲がる・止まるについてですが、

エンジン自体は静か

タイミングベルト式エンジン特有の音はありますが、遮音性が良い為か車内へエンジン音があまり入ってきません。キャブコン・バンコンはエンジンが座席の下にあるためエンジンが力を必要としている時はエンジン音が気になりがちですが、そういった車より静かだと思います。

エンジンパワーに余裕がある

エンジンパワーに余裕があると、発進時のみならず長い登坂が続いたり高速道路での再加速などが本当に楽です。

主なキャンピングカーベース車両

※年式・使用によって若干スペックが変わってくる車種もありますが、代表的なスペックでかつ四捨五入して記載してあります

マイクロバスと同じ程度のエンジンパワーがあるんですね。

やはり運転しているとDUCATOのトルクの太さにはかなりアドバンテージを感じ、高速道路の合流でもちょっと踏み込むだけで無理なく安全に合流できますし上り坂では後続の渋滞を気にすることもありません。

以前仕事にて1t程荷物を積載したり400kg積載+600kgトレーラー牽引という状態で走ったことがありますが、流石にちょっと重さを感じたもののアクセルを少し多めに踏めば乗用車と同じように無理なく加速できていましたので余力は十分。

そう言えば今までDUCATOのアクセルをべた踏みにした事って無いな。

燃費が良い

これは以前別記事でも書きましたが、400kg常時積載で14km/L、良いと16km/L程走ります。山道で信号が多いと11~12km/L位。装備が1t程載ったキャンピングカーですともう少し悪くなるかもしれませんね。でもエンジン排気量の割には積載時の燃費の落ち込みが少ないなと思いました。

扱いやすいステアリング性能

交差点での右左折や高速道路のジャンクションでの橋のつなぎ目等でバンプしても、フロントが深くダイブすることが無い為か殆ど修正蛇を必要としません。曲がりたい角度でハンドルを切っていればラインをトレースしてくれる感じです。これは長距離運転にかなり効いてきます。また、ステアリング回転と舵角の比率がとても扱いやすいと感じます。

直進安定性の良さ

ハンドルの遊びも少なく、タイヤも大型で幅もあるためか真っ直ぐ走りやすいです。

但し大型車とも普通車、小型車と轍が合わないのでそこだけは注意。

ブレーキ安定性の良さ

前後ディスクブレーキなので放熱性とコントロール性に優れ、元々貨物自動車ですしアウトバーンをも走ることを考えられていますからブレーキ容量も大きめに感じます。

キャリパーのサイズで言うとマイクロバスより大きいです。(前輪はブレンボの片押し2ポット、リヤはMOPARの片押し1ポット)

積極的なシフトダウン

減速時には積極的にギヤが落とされ、十分なエンジンブレーキを得ることが出来るだけで無く再加速する際に素早く加速に転じることが出来ます。

ギヤダウン時もブリッピング(エンジン回転の同期を取る動作)が上手で、カクつくこともありません。

 

 

続いて装備についてですが

商用車とは思えないインテリア

DUCATOについて調べてらっしゃる方は熟知のことと思いますが、バンコンやバスコンには無い運転席周辺の充実さがあります。

特に座席の座り心地は良くて、構造上座面を薄くせざるを得ないバンコン等と比べて懐の深さは抜群。座席幅も十分で着座時の上下左右の余裕も素晴らしく、窮屈さを全く感じません。

前輪の真上に座席が無いボディー形状により、様々なメリットがあるように感じます。

十分な安全装備

一通り様々な安全装備があり安心して運転できます。ただ、本国仕様にはある前車追従オートクルーズは採用してほしかったところ。

デジタルルームミラーは優秀で、昼夜問わずとても見やすい映像を映してくれています。

集中ドアロックが前後独立

これは仕事で使っている私にとっては最高な仕様で、前(運転席&助手席)と後ろ(スライドドア&後部観音扉)で独立した系統になっています。

つまり、完全施錠状態から前(後ろ)を解錠しても後ろ(前)は施錠されたまま。悪い奴らが入り込んだり貴重品や道具や商品を泥棒されたりするリスクを減らせます。

もちろん運転席周りからボタンで任意に後ろの施錠、解錠も可能。

但し車中泊仕様やキャンピングカーになっている場合はこの辺りは変更されていると思いますし、後からコーディングで変更もできるでしょう。

エアコンの「MAX A/C」が優秀

「何それ?」って言われそうな機能ですが、エアコンの操作パネルに『MAX A/C』というボタンがあります。これは夏に乗車してエンジンを掛けた直後、「早く涼しくしたい!」というシチュエーションの時に使います。最大風量、最低温度で一気に車内を涼しくしてくれるので、現場作業をしている私にはとても嬉しい機能。この機能を使っている間はコンプレッサーを止めないようにアイドリングストップも一時的に解除されます。「もう冷えてきたな」と思ったらまた通常のモードに戻せばOK。

ステアリング"裏"のスイッチが優秀

ハンドルの裏側、右手の人差し指や中指が当たる辺りにUP/DOWN/MUTEボタンが。左手の人差し指や中指が当たる辺りにはソース切り替え/選曲(選局)ボタンがあります。これはハンドルから手を離さずオーディオの操作ができるので運転中に電話がかかってきたりした時に凄く便利。

とても改造しやすい

今までにリチウムイオンバッテリー・走行充電器・インバータードライブレコーダー・無線機等の取り付けをしましたが、何をやるにも作業しやすく、各部パネルの取り外しも簡単で配線を通したり接続するのがとっても楽ちん。商用車ベースでメンテナンス性が確保されており、運転席周りに全てが集約されているので簡単に作業が完結します。各パネル類の脱着も硬くないので壊すことは無いでしょう。バッテリーは架装用に空き端子がある位ですからね。

 

ここからは内容が変わりまして、ここからは

DUCATOの気に入らない点

を書いていこうと思います。こっちの方が気になる人多いかな?

小回りがきかない

これはホイールベースの長さ、前輪駆動である(ドライブシャフトが操舵輪に刺さっている)が為に仕方が無いことですが「もうちょっと小回りが効けばな」と思うことはあります。

停車時のニュートラル制御

走行中、減速して停車する寸前になると停車時のエンジン負荷軽減の為にギヤが自動でニュートラルに入るのですが、これのせいで停車がガックンとなります。

また、走り出す際にブレーキ踏力を緩めると1速に入るのですがこの時も少しだけガクッとなります。これがほんのちょっと気になるかな。

無音のバックギヤ

バックに入れても何も鳴りません。国産車に乗り慣れてるとちょっと違和感を感じます。やろうと思えば後付けで鳴らすこともできますが…。

逆を言えば寝ている家族をブザーで起こさずに済むとも言えますね。

オフ固定できないアイドリングストップ

私はアイドリングストップ反対派なので切り続けたいんですが、エンジン再起動でまた元に戻るのがちょっと鬱陶しいです。

固定できないECO/NORMAL/POWERモード

アクセル操作がしやすいECOモードが好みなので常にECOで走りたいんですが、これもエンジン再起動でNORMALに戻ってしまいます。

うるさいエアコンのコンデンサーファン

エアコン作動時にエンジンルームのコンデンサーファンが回るんですが、これがもの凄くウルサい!これ夏場にエンジン掛けて停泊とか無理です。静音ファンが海外にあるようなので輸入して交換するか、就寝時は別のエアコンを使った方が良いと思います。

寒い運転席の足元

運転席足元の吹き出し口が左足のかなり上の方にあるので足元まで暖気が来ません。これは多分A/T車には左足部分にカバーがあることが原因だと思います。

私の場合助手席に誰かが乗ることは滅多に無いので、助手席の足元のダクト2個のうち1個をエアコンの配管ダクトで運転席にパイパスさせています。

先輩方の技を拝借

消せないオートライト

エンジンがかかっていると夜間であれば必ずヘッドライトが点灯してしまいます。現行の法律上スイッチにはオフがありません。また、昼間であっても一度Pレンジから外れるとデイライトも点灯しっぱなしになってしまうのでデイライトを消したい場合はエンジンを1度オフにする必要があります。ビルダーさんによってはデイライトの配線に物理的なスイッチを追加してしまい消せるように改造してあるのもあるようです。(メーターパネルにデイライト断線の警告が一時的に出るようです)

点滅回数の少ないレーンチェンジ機能付きターンシグナル

たった5回の点滅で車線変更なんて私には出来ません。

雨量感知が鈍いレインセンサー

雨量感知モードが2レベルあるんですが、1レベルだと「全然前見えないよ!早く動いてよ!・・・うわ、やっと動いたよ。」で、2レベルだと「いやいやいつまで全力で動くのよ!?・・・あ、やっとゆっくりになった」って感じです。多分コーディングで変更できると思うので車検の時にでも調節を依頼してみようとは思いますが現状使いづらいです。

LED化しにくい灯火類

ナンバー灯をLED化させた際、ダミーの抵抗を計算して限りなく近似値に組んだのに電球との特性違いを検知してメーターに球切れ警告を出してきました。また調節して警告出なくなったな~と思っても、加速時・減速時に充電制御が入って車両電圧がわずかに増減するタイミングでまた球切れ警告が出たりするので諦めました。

ウインカーに至っては上記と同じような状態に加え、学習機能付きハイフラ防止レギュレーターでも太刀打ちできません。と言うのも球切れ警告でハイフラになるのはメーターパネル内のインジケーターだけで、球切れ検知をした電球には送電を止めてしまう=レギュレーターの学習もできなければウインカーも点かなくなるという危険な仕様。

様々な方法を試しましたがDUCATOの断線検知機能には太刀打ちできず、ウインカーが点灯しなくなるくらいならハロゲンバルブで使っていた方が安全と考えLED化は保留です。

テール/ブレーキランプはまさかのシングルフィラメント球。21Wの電球をテールライト点灯時にはスイッチング動作させて減光させています。よって、これも単純なLED化は不可。

気まぐれなフォーワードコリジョンワーニングと衝突被害軽減ブレーキ

機能OFFにしてないのに勝手にOFFになっていたり、ONにしてないのに気がついたらONになっていたり。これは販売店を通して調査中ですが、サービス工場で車両コンピュータのリセット等を行って貰いましたが治らず。その後も特に販売店から回答は返ってきていません。

日本語がおかしいメーターパネル

「ナビ」なのに

いとへんが変?

 

「トリップBリセット」なのに

こいつ?(トリッピー)

”認”もおかしいし「はい」か「ノー」で答える

トリップメーターBだけナビ画面のトリップメーターとズレる

メーターパネルだけでなくナビ画面(車両情報閲覧画面)でもトリップメーターを見られるのですが、トリップメーターAは全項目で同じ値を出すのにBだけ一部情報が異なる

メーターパネルでの表示

ナビ画面での表示

希に再起動が必要なナビ

USBポートにAppleCarPlayを接続可能

CarPlayを接続していてエンジン始動、ナビ起動、エンジン停止等が短時間に繰り返させるとCarPlayが何やっても接続できなくなります。でも解決方法はあるので大丈夫。

リセットでOK

『ラジオリセット』をすれば再起動され、復旧します。

ナビに保存されている個人データや各種設定が消えることはありません。

軽微な組み立て不良がや落とし物がある

内外装に多少の傷や凹みがある、はめ込むべき所がハマってない、ネジで留めるべき所が留まってない、何だか判らない留め具が落ちている、ネジが落ちている、配線が留められてない、これが当たり前です。外車って素の状態だと案外こんなもんで、有名どころの外車は全て国内で手直しされてから市場に流通します。

何か見つけても「まぁ外車だしね」と飲み込める心が必要です。

※但し、日本で改造販売された車両は一度各部分解されたり点検されているので、見落とされてなければきちんと組み立てられたり手直しされているはずです。素の状態の車両を購入する方は上記のような事もあると覚えておくと良いと思います。多分製造している方も「どうせ分解しちゃうんだから部品さえ揃ってれば良いよね」くらいで組み立てているのかもしれません。

ただ、エンジンや車体構成品等の機械組み立てで重要なところはきちんとしている印象です。気がついたらエンジンの部品が緩んでいたとかタイヤが取れちゃうとか、そういう事は流石にありません。(エンジンルームやセンサーの配線が留まってないところは何カ所かありましたが)

薄いボディーパネルとシェル

軽量化の為もあって仕方ないと思いますが、荷室鉄板が薄いです。荷室内に何かを固定させようと思うとよほど強固な部分以外には重量物を支持できなかったりします。

オイルレベルゲージが無いエンジン

オイル交換が終わってからメーターパネルでオイルの量を確認しないといけないのですが、オイルの温度が上昇しないと更新されないので時間がかかります。

 

 

さて、ざっと思いついた限りで自分なりにDUCATOの気に入った点、気に入らない点を書いてみました。

購入を検討中の方で”気に入らない点”を見た方は少しガッカリしたかもしれませんが、自分にとっては些細なことなので正直あまり気にしていません。これがこうだったら文句なし!って思ったことを書いてあるだけですし、感じ方は人それぞれです。実際、工夫や別操作をすればいいだけの事が殆どなので「どうしてもこれが許せない!」ってわけでは無いんです。

「こう思ってる人も居るんだな」位に思って頂ければと思います。

 

今のところ故障も全然無いですし、本当に使いやすい車で長距離運転も快適です。

本当に買って良かったと思っています!

2024/03/16~03/17 菅平高原スノーリゾートでスキー納め

今年の滑り納めにスキー&スノボに行ってきました。本当は前の週に友人家族と行く予定だったんですが、直前に私がインフルエンザでダウン。今シーズンは10月にインフルA型、この3月にインフルB型を罹患してしまうという大失態。

そもそもインフルエンザが10年以上ぶりなので余計に辛かったです。免疫力が落ちてきているんでしょうか。

 

そして完全に復帰しまして子供達も「スキー行きたい」と言っていますし、今シーズンは3月なのに降雪が多く雪も十分あるようなので菅平高原スキーリゾートに向かいました。

裏太郎ゲレンデP

これまでと同様、裏太郎ゲレンデに駐車しました。いつもはゲレンデ近くに停めていましたが、水たまりでグチャグチャになっていたので今回は遠い所に。でも裏太郎にも裏ダボスにも近いので悪くないです。

スッポリ収まる場所でした

なんだかちょっと早めのキャンプに来ているような画像ですね。

ダボス

初日は裏ダボスから滑り始めることにしました。

長男はスノボ

今回のスキー旅行では息子が本格的にスノボを練習したいと言うので、少しコーチングしてあげました。でも何も教えなくったって勝手に上達しちゃってる。若いって凄いな~。

 

何本か裏ダボスを流しましたが、雪質はトップシーズンと変わらないレベルで気持ち良かったです!

ダボスのクワッドへの道

前回菅平に来たときは奥ダボスに行けなかったので、ぼちぼち表ダボスクワッドリフト(ビート1リフト)に乗って奥にいってみることにしました。

 

凄い石像

リフト乗り場に大きな「おぱんちゅうさぎ」が!これは立派ですね。

 

ビート1リフトを降りたら右奥に進み、降りたところの奥ダボス第1トリプルリフトへ乗り継ぎ。

ダボス到着!

初めて来ました奥ダボス!第1トリプルはダボス・太郎エリア最長のリフトなのでロングランを楽しめそうです。

広々ゲレンデ

ゲレンデも広いし途中からは適度な斜度もあって、スノボ初心者の息子にはピッタリですね。

みるみる上達

混雑もしてないし思い切り滑れるので、集中して練習できたようでした。

まだ5~6回位しかまともにスノボ滑ったこと無いのにこれだけ滑れるんですから、コーチングなんて要らないか?(^^

私から言ったのはスキーと違って背面側は人の存在に気がつけない事とか急激な進路変更がしづらい事、転倒しやすい状況や緊急回避の方法等の注意点を重点的に教えてあげたくらいですかね。

アッ

エッヂが思わぬタイミングで立つことがある説明をした矢先・・・(汗)

でも2日間通して何も怪我ございませんでしたのでご安心を。

 

午後は太郎エリア

お昼を食べた後は太郎エリアに戻ってきまして、これまた前回滑ることが出来なかった天狗ゲレンデの林間コースを滑ってみたり、

 

裏太郎ファミリー

最後の方は駐車場目の前のゲレンデで楽しみました。

この頃にはだいぶビシャビシャになってきてたんですが、ここは比較的滑りやすかったです。

 

夜はいつもの「湯っ蔵んど」でお風呂と晩ご飯。

信州須坂・関谷温泉 湯っ蔵んど

エスカレーター改ひな壇

廃止されたエスカレーターがひな壇となっており、ひな人形が展示されていました。

いったい何段あるんだ?

 

お風呂上がりのジェラート

お風呂から出たらサッパリとしたジェラートを食べ、いつもながら大満足なお風呂でした。

 

翌朝。

夜中が思ったほど冷え込まず、ゲレンデは前日の状態を引きずっておりました。

うちで使ってる簡単なワックスだと春スキーは苦手なんですよね~。

で、今日は私も久しぶりにスノボを持ってきました。息子と一緒にスノボで滑るのは初めてなので楽しみ!

久々のスノボ

いや~うまく滑れるかな。去年スノボで滑ったのは1~2回だけかな?

感覚を取り戻す暇も無くシーズンオフしてしまいましたが、リフト2本くらい滑ったらやや感覚を戻してきました。何回か転けて首がむち打ちっぽくなりましたけどね(笑)

 

シュナイダーゲレンデより

朝は太郎エリアから出発したんですが、山をぐるっと一周してきたもののどのゲレンデも滑りにくかったので予定を変更しダボスに来ました。そう言えばまだ滑ったこと無いゲレンデあったな~と思い出してシュナイダーゲレンデへ来てみましたが、ここは初心者の反復練習に良さそうなゲレンデですね。

シュナイダートリプルリフト

とてもゆっくりなリフトなので、初心者でも乗り降り楽チンです。

様子見をした後は表ダボスクワッドリフト乗り場に向かいましたが

何があった?

あれ!?昨日の「おぱんちゅうさぎ」が!? ひょっとして大人の事情?

 

結局は奥ダボス

何だかんだで奥ダボスを何本か流して、お昼前に終了としました。

もうお昼の時点で板が全く走らなくなってしまい、帰るのも一苦労(^^;

息子もこの写真を撮った時点で「スキーと使う筋肉が全然違う!足痛い~!」と音を上げていたので終わりにするのに良いタイミングでしたね。

 

お疲れ様でした!

今シーズンもお疲れ様でした~!

 

 

ここで今シーズンのスキーを振り返り。

今年はNSDキッズプログラムのシーズン券※を買ったので、対象スキー場を軸に滑走しました。

群馬県・長野県・新潟県宮城県岐阜県滋賀県の12スキー場が1500円で滑り放題になるシーズン券(小学生以下(4歳~12歳)の子供対象)詳しくはhttps://www.nippon-ski.jp/kids/

NSDキッズプログラム対象スキー場(2023-2024)

このチケットの恩恵が本当に大きかったです!チケットは1人¥1500なのでたった1回滑るだけでもお得なんですから!それにNSDが無かったら行くこと無かったであろうスキー場を経験できたし、ハマる程楽しいスキー場にも出会えちゃいました。ちなみに日程によっては”近くのNSD対象外スキー場”より”遠くのNSD対象スキー場”の方が経費が安いなんてことも…。面白いですね。

そしてなんと、今シーズンNSDのおかげで¥41,000得しました!

来年も間違い無く「買い」ですね。

 

2023~2024シーズンのスキー実績↓

2023/11/24    日帰り    長野県    志賀高原    熊ノ湯スキー場(私と息子のみ)
2023/12/24    トレ泊    福島県    南会津    だいくらスキー場
2023/12/30    トレ泊    長野県    北信州    戸狩温泉スキー場
2023/12/31    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート【NSD
2024/01/03    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート【NSD
2024/01/04    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート【NSD
2024/01/05    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート
2024/01/07    トレ泊    福島県    猪苗代    ネコママウンテン【出光でペア券当選】
2024/01/08    トレ泊    福島県    裏磐梯    グランデコスノーリゾート
2024/01/20    日帰り    栃木県    塩原    エーデルワイススキーリゾート
2024/01/27    トレ泊    新潟県    湯沢    石打丸山スキー場NSD
2024/01/28    トレ泊    新潟県    湯沢    石打丸山スキー場NSD
2024/02/10    トレ泊    山形県    蔵王    蔵王温泉スキー場
2024/02/11    トレ泊    山形県    蔵王    蔵王温泉スキー場
2024/02/12    トレ泊    山形県    蔵王    蔵王温泉スキー場
2024/02/23    トレ泊    群馬県    片品    ホワイトワールド尾瀬岩鞍
2024/02/24    トレ泊    群馬県    片品    ホワイトワールド尾瀬岩鞍
2024/02/25    トレ泊    群馬県    片品    丸沼高原スキー場【NSD
2024/03/02    日帰り    栃木県    塩原    エーデルワイススキーリゾート
2024/03/16    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート【NSD
2024/03/17    トレ泊    長野県    菅平高原    菅平高原スキーリゾート【NSD

スキー日数は21日間となり、チケットや移動費等も含めた総費用は・・・約40万円でした。

NSDキッズプログラム、対象スキー場が増えてくれるといいな~。蔵王温泉スキー場とかホワイトワールド尾瀬岩鞍とか。いずれもSKIDATA製の改札使ってるからハード面ではコストかからないはずだし。

NSD(日本スキー場開発株式会社)が運営してないスキー場も今年キッズプログラム対象スキー場に入っていたから、契約次第でできるはず!来シーズン是非御検討をお願いしま~す!

 

その前にトレーラーが走行できないレベルの故障を抱えてしまったので、大規模修繕をしなければ…。GWは出かけられるのか!?

hobby 490KMF トイレカセットのドア修理

ちょこっと修理ネタです。

先日旅行の準備をしようとしてトイレの外ドアを開けたら、ポロッと部品が落ちてきました。

なんかグラグラするし

何かと思ったらドアのヒンジが折れた模様。

折れてる~

これってドア全部交換しないといけないの!?

接着剤か何かで補修するか?

 

色々調べてみたらヒンジだけで部品が売っているようです。

このドアはThetford製で、ネットでThetford hinge pin等で検索すると出てきます。

到着した物がコチラ

純正品を買ったつもりだったんですが社外品を買っていたようです。

送料込みで¥1,500程。キャンピングカーの補修部品としては優良価格ではないでしょうか?

 

修理完了

交換はすごく簡単で、古いやつを引き抜いて新しいやつを挿入するだけ。

5分とかからず作業が終わりました。

ドア落としちゃったら大変ですから、早めに直って良かったです。