びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

2024/08/14~08/24 夏休み北海道キャラバン⑦

20日

 

キャンプ場からの眺め

快適だった「鏡沼海浜公園 キャンプ場」。サイトの端っこにある高台からは利尻富士を見ることができました。

前回私があの島へ行ったのは22年前。その時は島でウニを食べたのですが、生きたウニが1匹皿の上に載せられた姿(生きているから皿の上でカチャカチャ動いてる姿)で出されるという提供の仕方が衝撃的でよく覚えています。しかも1匹500円。美味しかったな~。

今回は日程の都合で行けなかったけど、ゆっくり来られるときがあれば、しかも宗谷の方まで来ることがあればまた行ってみたい島です。

 

朝ご飯を食べてキャンプ場をチェックアウトしたら、北上して宗谷方面へ向かいます。

まーっすぐ

今日も日本海オロロンラインを走ります。途中にあったのは

北緯45度モニュメント

北半球のど真ん中である北緯45度のモニュメントでした。中国のハルビンやカナダのモントリオール等と同じくらいの緯度だそうです。仕事の取引先にハルビン出身の人が居まして、「ハルビンは北海道の宗谷と同じくらいの緯度だから冬は凄く寒いよ~!だから日本の夏にはまだ馴染めないね!」と言っていたのを思い出しました。大丈夫っす。日本人も馴染めてないですから。

 

変わり映えしませんが

写真を貼っても伝わらないですが、とても清々しいドライブです。天気も良いし景色も壮大!

気分も高揚

 

10時過ぎ、宗谷岬の手前でノシャップ岬に立ち寄り。

ノシャップ岬にて

まだ最北端ではないのよ~

 

時計とイルカのオブジェ

私「逆じゃない?」

 

訂正版

息子『ふんぐっ・・・!!!!』

キツいだろうね。(笑)

 

ノシャップ岬を出たら次は「稚内市役所 宗谷支所」へ向かいます。

稚内の街中を走っていたらビックリしたのが

言語3段構え

日本語、英語に加えてロシア語まで!

実はここ稚内からロシアのコルサコフにはかつて定期航路があったそうで、きっとロシアの方達もこの辺りを利用することが多かったのでしょう。(現在定期航路は休止中)

 

11時過ぎ、「稚内市役所 宗谷支所」に到着

稚内市役所 宗谷支所

ここに何しに来たかと申しますと

役所と言えば証明書

公的な?証明書を交付して頂けるようですので

証明書を取得!

頂きました!

裏面

ちなみに証明書の裏はこうなっていまして、日本本土四極到達証明を4枚揃えると1枚の大きな証明書になるみたいです。道は遠いな。

 

この後は宗谷支所の裏手にある「白い道」を走りに行こうと思っているのですが、流石にトレーラーを牽いたままでは道が狭くて無理。宗谷支所に交渉したところ快くトレーラーの留め置き許可を頂けましたので、ちょっとの間トレーラーを停めさせていただきました。ありがとうございます!

ちょっとお別れ

白い道は宗谷支所の裏手にあると書きましたが、そこにあるのは実質的な一方通行の出口。オススメルートに従うためグルッと入口側へ回り、ここに戻ってくる予定です。

 

白い道の手前には牧場があり、路肩に駐車スペースがあったのでちょこっと撮影。

こんな感じに停められます

宗谷丘陵駐車帯

こんなに広い丘陵地帯ですが、ほんのちょっと走るだけでも景色が変わるのでチョイチョイ降りては写真を撮ってしまいます。

風力発電所

まもなく白い道

さて、ここまでは普通の灰色の道でしたが?

 

白い道の始まり

本当に道路が白い!何故に白いのかと言いますと

白さの正体

ホタテの貝殻なんですね。ホタテの貝殻は使い道が無くてただの廃棄物だったんですが、道に撒くことで雑草抑制等に効果があったとのこと。なるほど、これだけ過剰に撒けば土壌も硬くなって人も通りやすくなるし、アルカリ性になるから草が生育しにくくなるんですね。

 

何とも幻想的

草むらの中に通る1本の道、その先に広がる青い海と空!

そして何故か正面から車が!?と思ったら救急車。

救急車!?

実は白い道に入った辺りで自転車の方が転倒して路外に落ちてしまったようで、その際に足首を酷く痛めてしまい自力で立ち上がることができなくなってしまったらしく、お連れの方が救急車を要請していらっしゃいました。

自転車で走られる方はあまり白い道の端っこを走らない方がいいかもしれません。路肩部分は路外に向かって斜めになっているので、転落しやすい場所があります。

 

一方通行なのも納得

白い道の終盤はこんな感じに下り坂をまるで海の中に向かっていくかのように進んでいきます。確かに逆方向からではこんな素晴らしい景色を見られませんから、この向きに進むのが正解ですね!

 

麓に降りると目の前がトレーラーを留め置きした宗谷支所なので、ピックアップしてお礼を言おうと建物に入ると…何だかバタバタしています。支所の方から『救急車とか消防車が来てたけど白い道で事故でもあったんですか!?それとも火事ですか!?』と慌てていらっしゃったので、今見てきた状況を説明。救急+支援隊(指揮隊と救助工作車。救工は麓で待機)の3台体制で来たので驚いたのでしょう。場合によっては白い道への案内を止めなければならない可能性もありますからね。

そんなわけで職員さんは慌てた様子で居なくなってしまったので簡単にしかお礼を言えなかったのが悔やまれますが、長居も無用ですので私もこの場を発つことにしました。

 

次はついにやってきました、宗谷岬

宗谷岬

日本最北端の地に到着しました~!

息子は最北端の海水の味が気になった模様で

テイスティング

『しょっぺぇっ!』だそうです。昆布の出汁は感じないとのこと。アホすぎる(笑)

樺太島

よく見ると奥に樺太島が見えます。確かあの島の南部はかつて日本領だった所なんですよね。NHKの放送局もあったとか。

 

撮影スポット

定番のモニュメントの前で家族全員の記念撮影!通りがかりの優しいお方が撮影を申し出て下さいました。

 

ちなみに私の実家から22年前の写真が出てきまして

2002年8月の宗谷岬

全く同じ場所で写真を撮っていました。当時は曇りだったんですね。当然だけどみんな若いっ!私も16才ですよ。

 

最北端のお土産屋

22年前のお土産屋

さて、何が変わっているのかわかりますか?

時計が変わっているのと、緯度の表記が変わっています。

22年前は北緯45度31分14秒。現在は北緯45度31分22秒になっているんですね。”モニュメントが移転した”とか”地殻変動で動いた”とかそういう話では無くて、多分以前は日本測地系での座標を表示していて現在は世界測地系の座標を表示しているんだと思います。違ってたらごめんなさい。

 

ちなみに、22年前にどんな車で北海道を旅していたかといいますと

ヨコハマモーターセールスのRodeo

名車と呼ばれたロデオです。ベースはいすゞのファスターというライトトラック。

2,800ccディーゼルターボ、5MTで副変速機付きパートタイム4WDでした。

一時期は僕も運転してましたけど、上り坂がめっちゃ辛かったな~。

 

話は戻りまして、岬を散歩していると遠くに鹿が!

鹿と一緒に

私の地元茨城では遭遇しない生き物です。

 

踊りたくなる少年

鹿を刺激しない音量で「しかのこダンス」を披露する息子。

鹿も対応に苦慮しているぞ!

 

お土産

売店で私は定番の宗谷岬ステッカーを購入。

 

次女はばあちゃんに最北端の絵はがきを送っていました。

最北端ポスト

最北端信号機

最北端の信号機を渡って、宗谷岬を後にしました。

 

まっすぐな道で有名な通称「エサヌカ線」を通り

エサヌカ線

一瞬降りて写真を1枚

 

広さに圧倒

ほんっっとに天気が良い日で良かったと心から思いました。

 

この後は停泊予定地に行くだけなので、ちょっと買い物とお洗濯をする為に浜頓別町で小休止。

まさかの

珍しいラウンドアバウトがありました。茨城県日立市の多賀駅前以外でラウンドアバウトを走ったのは初。

 

浜頓別のコインランドリー

浜頓別町で唯一?のコインランドリーです。去年くらいにオープンしたばかりの模様で、とても綺麗でした。

場所は”はまとんべつ温泉コテージ”の隣

 

営業時間

洗濯&乾燥も有り

お値段

洗濯している間にスーパーでの買い出しと、ちょっと遅めのお昼ご飯を済ませました。

そこからは中頓別、音威子府と走り、本日の停泊予定地である美深町へ到着。

お風呂に入るため「道の駅びふか」の奥にある「森林公園 びふか温泉」へ。

ここは道の駅、温泉、キャンプ場などが併設されていて、当初はここのキャンプ場で一泊しようかと思っていました。が、どうしてもチェックイン時間に間に合いそうに無いのでキャンプ場は諦め。(予約もしていませんでしたが)

森林公園 びふか温泉

温泉の建屋の中に入ると

チョウザメ

チョウザメが展示されていました。敷地内には「美深チョウザメ館」というチョウザメを展示している施設も有るのですが、残念ながら閉館時刻を過ぎていたので入れず。

 

お風呂も出ましたので、さて今日はどこで停泊しようか?と考えたのですが、明日は朝一番で「トロッコ王国 美深」でトロッコに乗る予定。となると、今居る道の駅からトロッコ王国までの間でどこか良いところは無いか・・・?

道の駅は国道のすぐ横で静かに過ごせないだろうから、一旦トロッコ王国まで行ってみてはどうかな?停められなさそうなら手前の公園かロードパーキングに停まろうと思い行ってみたら意外や意外、トロッコ王国がある旧仁宇布駅には24時間利用できる観光トイレもあるし丁度良い感じに街の明かりもあったので、ここで朝まで過ごすことにしました。

本日の晩ご飯

浜頓別のスーパーで買った燻製卵とイカめしとビールを美味しく頂きました♪

今日も結構走ったな~。

 

本日の行動