23日
いよいよ北海道最終日が来てしまいました。今日の夜には苫小牧港でフェリーに乗り、本州に向けて出港してしまいます。
朝7:00頃。2日間お世話になった道の駅びえい「白金ビルケ」をチェックアウト。
とても綺麗で良い宿泊エリアでした。
ではトレーラーを繋いで、富良野から占冠へ向けて南下していきます。
9時過ぎに占冠村の道の駅に到着し、一休み。お店の中もブラブラと。
うちの次女はこの北海道旅行中「はすかっぷグミ」にハマったらしく、売店で何度目かの購入をしていました。
現在は24℃。
2002年度には-35.8℃を記録しているようですが、特3号軽油でも固まってしまいそうですね…。
ここから道東自動車道と道央自動車道で白老町へ一気に行きまして、『ウポポイ(民族共生象徴空間)』に到着。平たく言うと、アイヌ民族の文化や伝統を紹介している施設です。
本当は登別の方まで行ってクマ牧場と地獄谷を見てこようと思ったんですが、ちょっと予定を詰め込みすぎだし動物はもういいだろうってことで(笑)
遊んでばかりじゃなくて、こういう知識も付けていかないとね~。
ちなみに駐車場は近くにある大型バスPに案内してくれました。料金はマイクロバス料金でいいってことで¥1,000也。
関係者用入り口にはこんな看板
なかなか凝ってますね。
まず、国立アイヌ民族博物館に入ってみました。
立派な建物ですね・・・。
敷地内にあるポロト湖を一望
屋内消火栓や消火器格納庫にもアイヌ語(正確には発音?)が書かれていましたが、多分「火を消す物」とか「火を消す水が出てくる所」とか、そういう言葉なのでしょう。
学校でもアイヌ民族のことは学びますが、本当にごく一部の内容のみ。
不等価交換が行われてきたという事はご存じのことと思いますが、それがどのような時代背景で、どこで、誰が、何を、どのように行われてきたのか。そういった事も細かく説明があり、今の時代では到底考えられないような事が行われていました。(逆を言えばそういった事をしてきたから現代のような考え方があるとも言えます)
衣食住に関する物にも面白い展示もあり、観て聞いて触れて感じることができますので飽きずに学ぶことができます。
そしてここで知ったことなのですが、アイヌ語には大正時代以前に文字が無かったそうなんです。だから消火栓や消火器の看板は独自の文字では無くカタカナで書かれていたんですね。(大正時代以降はローマ字、ひらがな、カタカナなどを用いて表記した模様)
文字が無いということは物事を言葉でしか伝えられない=言い伝えというのが非常に重要な文化だったことと想像できます。
↑囲炉裏を模したLCDを囲む。ストーリー展開が面白い話もあり、時間を忘れて聞き入ってしまいました
一通り見た後は博物館を出て、アイヌの方々が住んでいたチセ(家屋)群が再現されたエリアに行ってみることにしました。
園内は無料の周回バスが走っているので移動は楽ちんです。
まるでネコバス?
タイヤが10個も付いてます。
実際に建物の中に入って、構造や暮らしぶりを見ることができます。
民族衣装を貸してくれるところもあるので、記念撮影なんかにも良いと思います!
時間の都合上全部は見て回れませんでしたが、子供達も好きなゴールデンカムイと関連する事柄でしたのでスッと学べたのでは無いでしょうか?
これにて北海道での予定していた行程は終了です。
長かったようであっという間だったな~。あと1週間くらい居たいな~。
16時に苫小牧港へ到着しました。時間に余裕はあるんですが、バタバタしたくないので早めの行動です。
北海道へは青森ー函館の青函フェリーで来ましたが、帰りは太平洋フェリーで豪勢に苫小牧ー仙台で帰ります。19時発で到着は翌日の11時過ぎ。つまり、船で一泊の旅です。
太平洋フェリーをキャンピングトレーラー利用で予約する場合、ヘッド車単体でインターネットから乗員・部屋等の申し込みをし、予約番号が確定したらその後電話でトレーラー分を追加するという流れになります。(そうすればヘッド車はネット割引が使える)
トレーラー分は当日窓口でお支払いとなりますが、予約時には燃油サーチャージ額が決まっていなかったので当日までドキドキでした(笑)
苫小牧発、仙台行き。1等個室(4人部屋)とエコノミーシングル(1人部屋)ですので結構な金額ですよ・・・!でも、旅の最後はちょっと運転をサボってゆっくりしたかったんです。
乗船開始まではフェリーターミナルのお土産屋で買い物したり、ソフトクリームを食べて
17:30頃に乗船が始まりました。
車は運転手のみが乗車し、他の乗員は徒歩での乗船となるので私は皆としばし別行動。
奥の方にうちのトレーラーが見えますね。
お部屋に入ってみましょう~
みんな無事に部屋へたどり着けたようです。
しかし、なかなか私は乗船できなかった!あまりにも来ないもんだからデッキに登って確認しに来たようでしたが
なんと船に車で乗ったのはこの1時間後。出港寸前でした。
自分の目でこの景色を見たかった。。。私が船に乗り込んだときは
真っ暗でしたからね(笑)
『きたかみ』は船が新しいだけあって船内もきれい!
他のお客さんが多かったのであまり写真は撮れませんでしたが、往路で乗った青函フェリーとは比べものにならないくらい大きい船です。
さて、気を取り直してお部屋紹介です。シャレた形の2段ベッドは子供達もお気に入り!左側にあるテーブルは自由に動かせるので、部屋の真ん中に持ってくればトランプやらUNOを楽しむことだってできます。
まず部屋に入ると手前にトイレ・シャワールーム。
そして部屋の中央付近には
電気ポット、ドライヤー、冷蔵庫とまるでホテルのような装備が。
壁にはテレビもありましたが、沖に出てしまうとあまり安定して映らなかったような気がします。
そして私が寝る部屋『エコノミーシングル』
寝るだけなら十分すぎる空間です。コンセントもあるしテレビもあるし、プライベートな空間で寝たい方なら間違い無くこの部屋ですね。
さて!夕食はバイキングですよ~!
無事に北海道を満喫できたことを祝して、
乾杯しました!
まだ家に帰ったわけじゃないけど、お疲れ様会です!
20時過ぎ、まだまだ苫小牧沖。
そう言えば先日苫小牧港の消波ブロックにシルバーブリーズが衝突した事故がありましたが、原因は何だったんでしょうかね。
この後は船内にある大浴場に入り、
船の揺れに伴って動く浴槽のお湯を楽しみました。やっぱシャワーより湯に浸かると気持ちいいなぁ。
階段下には小さいお子様が安全に遊べるスペースもありました。
部屋に戻ったら風呂上がりに北海道で買ったビール(^^)
この後は一人エコノミーシングルに戻り、就寝となりました。が、実際は揺れと音でどうやっても眠れず。
スマフォをいじろうにも旅行中の画像をクラウド内で整理しようにも洋上だとモバイルネットワークは全キャリア入らないし、船内Wi-FiはSoftBankがサービス終了してしまった為に使えなくなってしまいましたので目を閉じてずっと大人しくしておりました。
費用、時間、揺れ、船内環境など色々考慮すると次回は青森ー函館での往復になるでしょうね。青森ー函館はずっとモバイルネットワーク圏内でしたし。