びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

無線機を機種変更した話とか

我が家はスキーをする際、家族全員が連絡用に無線機を使用しています。

無線機というのはその端末が発した電波を他の無線機が直接受信することで”1対多”の同報通信ができる通信機の事。携帯電話のように基地局、回線、サーバー等の通信インフラの影響を受けずに独立した自営通信が可能です。

無線機

スキー中にスマートフォンや携帯電話を出して電話したりメールしたりするのは面倒ですし、そもそも地形が影響して基地局がと通信できないこともあれば混雑(輻輳)して通信にトラフィックが発生し、通信に遅延やロスが発生して不安定になり連絡が取れないことも多々あります。というのも、スキー場付近の携帯電話基地局は同時接続数に余裕がない所が多く、「とりあえず繋がる」程度の回線数しか無い基地局が多いのです。(市街地の5GでSAなら1万以上同時接続できますが山間部の4Gなら大体100~多くて200回線)そこへきて近年は音楽配信サービスを利用しながらの滑走、ゴンドラ乗車中や昼食・休憩中の動画閲覧、滑走記録アプリでの継続的な通信等により更に回線はひっ迫。スキー場でのスマートフォンや携帯電話は連絡手段としては弱いものとなっています。そもそも滑走中は着信や通知に気が付かないことだってありますからね。

 

そんな中、我が家が使用しているのは【デジタル簡易無線(登録局)】という物。これは使用者本人に無線従事者資格が必要なく、免許も必要無し。用途も簡易な業務利用のみならずレジャー利用も許可されており通信の相手方にも制限がないので、”誰でも、誰とでも喋れる” 便利な物です。ボタンを押しながら喋るだけで相手に話しかけることができるので操作も簡単。ただし、使用前に総務省への届け出を行って『無線局登録状』というものを発行してもらい、更に使用する無線機ごとに開設届を提出して利用を開始する必要があります。

登録状

登録状は5年間有効。電波利用料は無線局1局あたり年間¥400。

開設届を出さないで使用しているとDEURAS(デューラス)で無線機、使用場所、時刻等が特定され、電波法違反で摘発される事もありますのできちんと手順を踏んで利用しましょう。バレないなんて事はありません。

※無線機の発する電波には識別符号が組み込まれており、無線機個体を特定できるようになっています

 

話は戻りまして、我が家でスキーをやり始めた頃は全員が同じゲレンデを滑っていたのでせいぜい100m~200m届けば問題無かったのですが、ここ最近は各々が滑りたいゲレンデを滑るようになってきたので平気で1km以上離れることが増えてきました。

当初購入した無線機はアンテナが内蔵されているコンパクトタイプだったので送受信性能が低く、山を挟んだり谷に入ると500mも離れれば通話できないこともしばしば。

中古でもう少しグレードアップした無線機を買おうかとも思ったんですが、バッテリーの状態も不明な中古品を買ってバッテリーを新品で買うなら新品フルセット買っても変わらないなってことに気が付き、また最近のデジタル簡易無線機は法改正で使用できるチャネル数が増加したのでいっそのこと新機種を購入することにしました。

IC-DPR45

購入したのはICOM-DPR45という機種。今まで使用していたのは送信出力1Wや2W機でしたが、これは5W機。左のはオプションでロングアンテナにした物で、純正のミドルアンテナに比べてかなり安定して交信できるようになります。

この機種はOEM機種こそネットで販売されていますが、本家ICOM品はネットで売られていません。しかし無線機屋の実店舗でOEM機種より安く買える事が多いようです。

 

左4つが従来の無線機たち

従来使用していた小さな無線機から見ると右の新機種は大きく見えますが、これでも小ぶりな方。

それでいて上位機種(IC-DPR6、7シリーズ)と同じ5W出力なのに標準付属電池容量(使用時間)は多いので、万が一リフトやゴンドラに宙づりになってしまって長時間の待機を余儀なくされても電池切れになることなく連絡を取れることでしょう。

 

妻用も同じ機種へ

今までは小型短縮アンテナで2W機のIC-DPR4(左)を奥さんに持たせていましたが、やはり広いスキー場ですと繋がらないのでこの際同じく切り替えて貰います。

 

充電台をセット

オプションの連結充電器も購入したので5台を1つのコンセントから充電できるようにしました。ロングアンテナは私と長男(単独行動多め)、標準アンテナが妻と女児2人用。

従来の一番小さいIC-DPR30は廃局届を出したのでもう使えませんが、次に小さいIC-DPR4は貸し出しや予備用として持っておいて無線機布教用に使おうかな(笑)

 

先日のスキーで早速使い始めましたが、完全に山向こうの見通し外で森の中同士でしたが1.5km離れていても安定して交信できました。子供達も通話距離が伸びたのを実感できたようでしたし、買い換えて大正解でした!

 

 

ここからは余談ですが・・・

くれぐれも安いからと言って海外仕様トランシーバーを買ってはいけませんよ!

99%以上、日本国内使用が違法である商品ばかりです。違法である理由はその無線機が発する電波のせいで本来その周波数でするべき通信業務に妨害を与えてしまうから。

前述のとおり、日本の電波監視システムは優秀なのでバレないなんてことはありません。また、善意で違法電波監視を行っている方が日本中に居ますし電波法第80条によって違法無線局を発見した者は通報する義務があるため、もれなく通報されます。

ただ、海外仕様トランシーバーを売る事自体は合法なので販売店は無くなりません。使う側が「これは違法だから買わない」という選択をすることが大事です。また、最近は「技適取得済み」と合法であるかのような嘘の記載をして販売している商品もあるので注意が必要です。見分けられない方は詳しい人(私でも結構です)に相談してみると良いでしょう。1つ簡単なポイントとしては「非常用」とか「災害用」とか書かれていて、2台セットで数千円~1~2万円ちょいで買えるようなら要注意です。