オーバーランデバイスにヒビが入っているのを発見した我が家のhobby 490KMF
これではGWに出かけらないし、出かけられたとしても牽引が気が気じゃない。
最悪の場合が想像できるのに牽引するわけにはいかないから、何としても早めに直したい!
溶接修理なら安くすぐ直るけど、鉄は熱が入ると脆くなるので再発の可能性もあるし溶接中の有毒ガス事故に注意しなければならないので気が進まない。補強をしたところで効果的かどうかも怪しい。
トーザイアテオさんで直して貰うにもお忙しいのか納期が6ヶ月ということでGWには間に合わない。
トーザイアテオさんには申し訳ないのですが、最速修理を目指すために仕方なく自力で部品を手配し交換することにしました。
KNOTT製のKFL20Zという製品のようです。
許容トレーラー荷重は1100kg~2000kg、許容ヒッチ荷重は100kgと書かれています。これと同じ物を探していきましたが・・・
まず国内のKNOTTトレーラー部品総輸入元に問い合わせたところ、代替できるような物も含めて在庫は無し。
KNOTTの本家ECサイトを見ても、KFL20Zや同等の商品は廃盤もしくは在庫無し。
ふとオンラインカタログを見ていると、何やらKFG20-Aという「鋳物の強化品です」と謳っているを発見。
しかも純正品(KFL20Z)は耐ヒッチ荷重100kgなのに対し、このKFG20-Aは150kgあります。想定トレーラー荷重は1100kg~2000kgで純正品と同じ。これに置き換え出来るならこっちの方が良いんじゃない?
トレーラーのオーバーランデバイス取り付け部の採寸をしたり、KFG20-Aの取り付け部のピッチを仕様書から読み解いたりして互換性があるだろうと判断。
本家ECサイトには在庫がないようでしたが、在庫を持ってる現地のトレーラーショップを何軒か見つけたので、ネットでポチッと注文!!
・・・しようとしたものの、どのショップも「商品が重すぎるから海外に送れないよ」と。
仕方が無いので何度かお世話になっている近所の輸入代行屋さんに相談したところ、現地事務所からフェデックス手配して送って貰える段取りがつきました。良かった~!
4/1に注文し、届いたのが4/17。送料は6万円と高かったけど、2週間ちょっとでイギリスから荷物が届きました!やったー!
箱はボコボコのボロボロだったけど中身は無事だったオーバーランデバイス。
早速交換していくことにします。
はたして無事に交換できるのか?適合せずに無駄な買い物となってしまうのか?ドキドキです。
(仕事が終わった後、何日かにかけて作業しているので写真の明るさがバラバラですがお許し下さい)
まずは既存のオーバーランデバイスからブレーキロッドを取り外します。
ブレーキは解除しないといけないので、輪留めは確実に。
この後は逆の手順で組み付け。
新しいオーバーランデバイスをAフレームに取り付け、ブレーキロッドも取り付けて、WINTERHOFFのスタビライザー付きカプラーも旧デバイスから移植して完了です。ブレーキロッド周りの位置関係を一番危惧していたんですが、全く問題なくそのまま取り付けできました。良かった・・・。
最初に付属してきたままのカプラーでも50mmなので使えるんですが
スタビライザーがついてない普通のカプラーなので予備用とすることにしました。
どうですか、この分厚さ!見るからに丈夫そうです。
想定はしてましたが、取り付けボルトの長さが足りなくて一部プレートが取り付けできなかったので後日ボルトを用意して交換します。あと、もう少し面幅の広いワッシャーも必要ですね。
めでたく耐荷重150kgになりました。
オーバーランデバイスは毒ガスに気をつけつつ暇なときにダメ元で溶接し予備として取っておこうかな。
これで直りましたが、オーバーランデバイスが頑丈になったことで別の場所に負担がかかる可能性もあります。今まで以上に路面を選びつつ運転しようと思います。
これでGW出かけられそうだ!
後日
注文しておいた長いボルトが届きました。
純正のボルトはM12×120mm強度区分8.8の高強度ボルトでした。
強度区分8.8だと150mmボルトが殆ど無くて割高なので、更に高強度の10.9にしました。特に問題は無いはずです。
※ホームセンター等で売っている強度区分4.8程度の一般ボルトは絶対に使用禁止!
これで完全に固定ができ、付属小物類も共締めで取り付けできました。
殆ど写っていませんが上面のワッシャーも少し大きい物にしたので安心です。