はじめに
当記事は自動車整備士が自らの自動車を整備した記事であり、安易なDIY整備を推奨する記事ではありません。少しでも自信が無い場合は国の認証を取得した認証工場、若しくは検査員が居る指定整備工場で整備を実施して貰うことをお勧め致します。
我が家のhobby490KMFですが、最近ブレーキの鳴きと効き始めの遅さが気になってきたので整備を行いました。
まずはトレーラーをジャッキアップ。車軸に馬をかけた後にコーナーステディーを少し効かせて駐車ブレーキ代わりにします。
ハブキャップを取り外し、ナットを取り外します。
手持ちで無かったので工具屋さんで買ってきました。900円也。
どれ、緩めようかな~と思ったらトレーラーを買ったお店がすっっごいキツく締めてくれたので、
単管パイプ突っ込んで緩めました。どんだけオーバートルクだよ!
ナットのネジ山が少し痛んじゃってたよ!?次回はナット新品交換ですね。。。
ドラムを抜く前に頭17のボルトを緩め方向に回すとライニング隙間が開くのでドラムを外しやすくなります。
ドラムが外れました。ライニングの肩を少しペーパーで丸くして、ライニングの点検と清掃、給油をして組み付けます。組み付けが終わったらタイヤを付ける前にライニング隙間の調整。
調整方法はドラムを手で回してライニングが少し触る程度に隙間を調整します。何度か駐車ブレーキレバーを引いてライニングのセンター出しをしながら何度か繰り返して行います。
ちなみにナットの締め付けトルクはキャップ内側に親切に書いてあります。280Nmです。
買ったお店はどんだけ締めたのか?親の敵ってくらい締まってました。
両輪ともライニング隙間の調整が終わったらブレーキロッド及びワイヤーの遊びを調整します。
調整前は少しユルユルだったので、調整ネジを回して調整しよう・・・って・・・アジャスターが回らない!!
サビついてしまって調整ができません。困りました。
とりあえずラスペネ吹きかけて放置します。
その間にホイールの塗装をしちゃいました。
実はこのトレーラーを購入時から「黒くしたい」と思っておりました。
というのも、社外品のホイールキャップを被せているんですが隙間から見えるシルバーのホイールがちょっとカッコ悪い。。。
丁度良いタイミングだったので、車庫に余っていた耐熱ブラックでいい加減に塗りました。
さて再びアジャスターと格闘をしまし、なんとかインパクトレンチを使って錆に打ち勝つことが出来まして、
ブレーキロッドとワイヤーを遊びが無くなるくらい少し張り気味にして調整完了です。
下の写真はホイールを塗る前です。見比べると少し良くなったと思います!
ちなみに
ホイールボルトの締め付けトルクは、スチールホイールの場合110Nmでアルミホイールの場合は120Nmです。
この辺はご自身のトレーラー説明書をご覧頂き、ご確認ください。
試運転はしていないので効果は不明ですが、きっとブレーキの具合は良くなったことと思います(^^;