びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

中華FFヒーターのポンプ音対策の切り札 "JB's Microdosing Pump"の紹介

過去4回に渡って試行錯誤を繰り返してきた中華FFヒーターポンプ音の静音化作業。

 

szkthsmk.hateblo.jp

 

szkthsmk.hateblo.jp

 

szkthsmk.hateblo.jp

 

szkthsmk.hateblo.jp

諸先輩方のネット記事を参考にしたり動画を参考にしてトライ&エラーを繰り返し、やっと何とか『ギリで眠れる』レベルにまで静かになりました。

でもやっぱりコツッ、コツッ、というポンプ音は鳴っていますし、気にし始めるとずーっと気になってしまってどうにもなりません。

 

そんな中、より静音化ができると思ったポンプがこちら。

www.aliexpress.com

超低騒音ポンプということで、口コミを見ると結構低騒音化を実現できる商品のようです。

しかし所詮は同型のポンプ。音の大きさや周波数は変われど、時を刻むようなコツコツ音は無くなりません。

 

そしてここからが凄いんですが、インターネットを彷徨っていたところこんな物を見つけてしまいました。

超超静音型ポンプ

あまりにも姿形が変わりすぎていて「??」となったんですが、これはイギリスのJamesBrowningSmithさんが制作したFFヒーター用静音ポンプです。正式名称はわからないので、仮に「JB'sポンプ」と記事内では呼称することとします。

その中身は下の写真のようになっていて、

ダイヤフラムポンプと制御部

既存のFFヒーター(中華FFヒーター、Webasto、等)の燃料ポンプ配線をこのJB'sポンプに接続すると、とても静かなダイヤフラムポンプが駆動。それにより燃料をヒーターに圧送するんだそうです。しかも従来ポンプとはアフターバーナー時の挙動も含めて流量を合わせてあるというんだから驚き。つまり、完全に置き換えて使用することが可能なんです。

というか中華FFヒーターのポンプ音に悩まされるのは万国共通なんですね。(笑)

 

このポンプは日本国内、海外含めてECサイトでの販売は無いようで、直接彼とのやりとりでのみ購入が可能とのこと。

早速、彼にメールをしてみました。

すると、ご丁寧に下記詳細なスペックが送られてきまして・・・

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

仕様1:2022 年 6 月モデル。主に車内取り付け用。黒いプラスチック筐体。IP54準拠。アンチサイフォンバルブを装備しているため、燃料タンクの上または下どちらにも取り付け可能。£115

仕様1

 

仕様2:2022 年 6 月モデル。パッケージ型ヒーターの内部に取り付けるためのポンプで、背面向きのダイヤル/LED を備えた低背サイレントポンプ。アンチサイフォンバルブを装備しているため、燃料タンクの上または下どちらにも取り付け可能。£125

仕様2

 

仕様3:マリンスペックに準拠するIP65 アルミダイキャストボックスのマリンスペック サイレントポンプ。アンチサイフォンバルブを装備しているため、燃料タンクの上または下どちらにも取り付け可能。この仕様は車外・屋外設置にも最適。£140

仕様3

 

2022年新製品”オールインワン”:ポンプ変換済みのパッケージ型FFヒーターを £299でお届け。

ポンプ変換済みの完成品

とりあえず紹介はこんな感じです。凄くないですか!?

キャンピングカー(キャンピングトレーラー)にJB'sポンプを取り付けるに場合、このポンプを車内に取り付けるなら一番ベーシックな”仕様1”で、車外に取り付けるならガッツリ防水の”仕様3”辺りが無難といった所でしょうか。でも私個人的にはこのポンプ、ツマミもあるしLEDもあるし基板が入っているユニットなので、車内に取り付けた方が良いんじゃないかなと思います。

 

その他、彼からのメールには概要が載っていまして

●配線は3本のみ。青をマイナスに接続し、緑と黄色はヒーターから出ているポンプ駆動配線へ接続。これだけ。

●待機電力は無い。

●12V、24Vいずれにも対応。(注文時に選択)

●どんな向きでも取り付けOK。

アフターバーナーコントローラー完全対応。

●上部のツマミは流量微調整用で、出荷時位置で最適な熱量と一酸化炭素排出量に設定されている。異なる燃料を使用する場合や異なる能力のヒーターに使用する際は調整できる。また、簡易的な高標高対応用にも利用可。

●標準のポンプは燃料ごとに異なるポンプを使用しなければならないが、このポンプはいかなる燃料にも1つで対応。

●1年間の保証と技術サポート有り。

 

標準のポンプ、静音ポンプ、JB'sポンプの比較動画も見つけたので良ければご覧ください。

 

聞き比べてみてわかる、その静かさ。

今まで『防音ケースに入れてみました』、『制震ゴムマウントにしました』、『吸音スポンジ使ってみました』と色々やってきたのが悲しくなるくらい静かです。

 

さて、このポンプがなんと!1台約¥22,000。(記事にした日のPayPalレートで)

中華FFヒーターを余裕でもう1セット買える程のポンプ価格を高いと感じるか価格相応と感じるかは、買って使ってみなければわかりません。

というわけで…注文してみました。およそ1ヶ月半後に到着予定です。

 

ご購入希望の方はjamesbrowningsmith@yahoo.co.uk

希望の商品、使用環境(電圧、何kWヒーターか、ヒーターはどこ製か)、送り先を伝えると送料込みの値段を送ってくるのでその金額をPayPalにて決済。

注:送金方法はPayPalのみで、事前決済。

送金処理確認後に制作に取りかかるそうで、発送まではおよそ3週間。

 

※James Browning Smithさん(下記動画にも出てくるポンプ制作者さん)には当ブログでの紹介を快くお許し頂きました。

 

これは、流行るかも?

 

その後、ポンプが到着しまして交換しました。

 

szkthsmk.hateblo.jp

 

szkthsmk.hateblo.jp