びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

FIAT DUCATO紹介③足回り編

2023年6月に新車で購入したDUCATO L3H2の紹介をしていこうと思います。私自身DUCATOを貨物自動車として使っているのでそういった目線での解説になっていますが、お仕事や趣味でお使いになる方や何かのベース車両としてご購入を検討している方の参考になれば幸いです。尚、私はコースター ビッグバン ロングからの乗り換えです。

 

前記事ではエンジンとトランスミッションについて紹介しています。

 

szkthsmk.hateblo.jp

 

今回はDUCATOを足回りを紹介していきます。

 

サスペンション形状

フロントはマクファーソンストラット式で、これといって特長は無いように思います。商用車ですのでシンプルで無駄も無く、整備性も良さそうです。

一般的な形状

ハブとロワーアーム側

フロントにはスタビライザーも装着されていますね。あと当然ですが前輪駆動なのでドライブシャフトも刺さっています。

 

リヤは車軸式で単板リーフスプリングが用いられています。

リヤ足回り

これ以上無いくらいのシンプルさ。車軸式は強度・耐久性に優れます。乗り心地に関しては不利とされますが、運転席から後輪は非常に遠いのでそれ程デメリットを感じることも無いかと思われます。

 

ブレーキ

ブレーキは前後共にディスクブレーキで、前後共に放熱性に優れたベンチレーテッドディスクが装着されています。後輪にはシンプルなソリッドディスクが用いられることが多い中、コストのかかるベンチレーテッドディスクが採用される辺りはやはり重量物を運搬する商用車であるが故なのでしょう。

 

駐車ブレーキは電気式で、運転席右前に操作スイッチがあります。

リヤブレーキキャリパーに電動アクチュエーターがあり、駐車ブレーキ作動時にはリヤブレーキにて車両の固定を行います。当然通常のブレーキが故障した際には駐車ブレーキで停車することができますが、どうやって制動力を調節するのかな?と思っていたらスイッチの引き時間でブレーキ力を調整できるみたいです。

 

あとどうでもいい情報かもしれませんが、ブレーキダストでホイールが凄く汚れます。

洗っても1000kmも走ったら真っ黒です。

 

タイヤ

タイヤサイズは4輪共ミシュランのキャンピングカー用タイヤ『AGILIS CAMPING 225/75R16CP』が装着されています。

新車装着タイヤ AGILIS CAMPING

ロードインデックスは116の物が新車装着されており、キャンピング登録(8ナンバー)ではなくバン登録(1ナンバー)であっても同じタイヤが装着されてきます。新車装着時からこのタイヤですので当然車検も全く問題なく、仮にタイヤを交換したとしてもロードインデックスが116以上のタイヤでしたらLT表記は無くても車検は通ります。(LT表記があっても勿論OK)

関係法令

独立行政法人自動車技術総合機構審査事務規定7-11-1性能要件(3)②オ より

しかし実際は225/75R16でロードインデックス116以上のタイヤというのはあまり出回っておらず、それ程選択肢があるわけではありませんので悩むほどのことは無いでしょう。

 

しかし注意しなければならないのは民間車検場で車検を受験する場合で、検査員によってはこの部分の知識が浅く、「貨物車は乗用車タイヤでは不合格」と言われてしまう事もあり得ます。その際は適法であるはずだと言えば調べてくれると思います。

但し、バン登録車の場合アルミホイールに関してはJWL-TもしくはSAE J2530の刻印が無いと車検に通りませんのでご注意ください。スチールホイールは刻印関係ありません。

 

つまり、車検を受験するときには1ナンバー貨物車の場合は

・純正スチールホイール

 +

・ロードインデックス116以上のタイヤ(LTタイヤじゃなくても可)

であれば、この記事作成時点では間違い無く車検に合格します。

社外アルミホイールを履いている場合は

・JWL-TもしくはSAE J2530の刻印があるアルミホイール

 +

・ロードインデックス116以上のタイヤ(LTタイヤじゃなくても可)

という条件になります。

(8ナンバー車で積載重量無しであればJWLマークもOKになります)

 

ホイール

日本国内正規輸入車は、純正スチールホイール(SEVEL製)が装着されており、純正品番は1395240080です。

純正スチールホイール

DUCATOは仕様によってP.C.D.が118の物と130の物がありますのでホイールを購入する際は注意が必要です。並行で入ってきた車両はベース車両がどんな仕様であったかでP.C.D.が異なるようですが、記事作成時点では以下の寸法が日本向けDUCATOのホイール情報となります。

16インチ 6.0J オフセット+68

5穴 P.C.D.130

P.C.D.は130

いずれスタッドレス用にホイールを買わないといけないので、このデータを基に合う物を探していこうと思います。

 

 

社外アルミホイール入手

ということで、スタッドレス用に用意しました。

デュカト用ホイール

国内でも取り扱っているお店はありますが、少しでも安く買いたいし、これも経験と思いまして個人輸入いたしました。多分履けると思います。

AUTEC製

ドイツからUPSにて4日程度で届きました。AUTEC製のKisoという商品です。

小型トラック・バン・バス用に作られたホイールですが残念ながらJWL-TやSAE J2530刻印がありませんので車検は通りません。但し車検の時期(6月)は純正ホイール夏タイヤを装着しているので問題なし。そしてホイール1本辺り1,400kgの耐荷重性能がありますので普段履いている分には強度的に問題ないはずです。

本当は夏タイヤアルミホイールにして冬タイヤをスチールホイールにしたいんですけどね。

 

スタッドレスはYOKOHAMA iceGUARD iG91 225/75R16 118/116L LT 12P.R.を用意。

特にこだわりはありませんが安かったので…。

iceGUARD

ロードインデックスも単輪118(1,320kg)ありますので荷重指数クリア。

まだ組み付けていませんが、履いてみたら別記事でアップしようと思います。