今シーズンは初めて雪道でトレーラーの牽引を行いました。
行く前は「まともに走れないんじゃないか」等と心配しておりましたが、行ってみてから駄目なら標高の低いところで停泊すれば良いし、行けるなら登ってしまえば良いや～と。案ずるより産むが易し。男なので産めませんけども（笑）
■雪道走行の準備と重量
車は、ただスタッドレスタイヤを履かせたのみです。
デリカD:5 NANKANG (ナンカン) ESSN-1 215/70R16 １シーズン目
エメロード：WINTER MAXX SV01 165R14 8P.R. １シーズン目
タイヤの慣らし、皮むきは両方終えています。
タイヤチェーンは準備していません。
当日重量は、デリカＤ：５が多分２，２００ｋｇ位。
エメロードが多分９００ｋｇ位。
運転手の雪道走行経験：年２００ｋｍ位で１５年位
■非圧雪・非除雪路をいろいろな条件で走ってみた
今回の雪国キャラバンではほぼ全ての道が非圧雪・非除雪状態でした。
積雪はおよそ２０ｃｍ位はあったと思います。デリカの腹下ずっと擦ってましたので・・・。
※上の画像はドライブレコーダーに残っていた動画の１部分です。
せっかくですので発進加速や中間加速、右左折、登坂等を２ＷＤや４ＷＤで切り替えながら色々試してみました。
平地や緩い坂（４％位の）道での発進や加速については、普通の加速であれば２ＷＤモードでも全く問題なく走行できました。中間加速も然り。これにはちょっと拍子抜けしちゃいました。せっかく雪国に来たのにデリカの真価を発揮できないか？？(^^;
案外トレーラーを牽いていても、まっすぐ走っている分にはそれ程重荷にはなっていないんですね。
これが傾斜が５％とか６％になってくると２ＷＤでは速度の維持がやっとで、加速は難しいようでした。アクセルを踏み足すと前輪がややホイールスピンしてしまいます。
その際はセレクトスイッチは４ＷＤに入れてあげるだけで、瞬時に後輪にもトラクションが伝わるようになるのでホイールスピンは収まり、加速に転じることが出来ました。
なるほど、この位になると４ＷＤの恩恵が受けられるのね・・・。
そんな中、４ＷＤモードにしていても走り出しが困難な場所がありました。
車１台分が通れる道同士の丁字路にさしかかって右折しようとしていたのですが、こちらから丁字路に向かっては急な上り坂。丁字路自体も右折方向に登り。丁度交差する側の道を通行している車が居たので、私は完全に停止しました。
そこからの発進は「走り出してくれよ～」と願いながらゆっくりアクセルを踏みますが、坂道に持って行かれるトレーラーの力には勝てなかったようで前輪がホイールスピン！
ん？ホイールスピン？どうやら４ＷＤモードにしていても前輪にほぼトラクションがかかるようで、後輪はあまり仕事をしていないようです。それでもちょっとは仕事しているようですが・・・。
そこで４ＷＤ－ＬＯＣＫモードにしてみたところ更に後輪に駆動力が伝わるようになったようで、無事に力強く走り出すことが出来ました。
４ＷＤ－ＬＯＣＫの使い道に「深雪」と書いてありましたが、まさしくですね（笑）
■わかったこと
雪道走行において、
２ＷＤ（ＦＦ）→平地や緩い上り坂だったら走れた。
４ＷＤ（ＡＵＴＯ）→ほとんどこれで走っていれば安心。
４ＷＤ（ＬＯＣＫ）→ＡＵＴＯで滑ったらこれ。
■デリカＤ：５で雪道トレーラー牽引は
ずばり、問題なし！です。
トレーラー自体の横滑りとかそういうのはまた別問題ですが、デリカＤ：５で牽けるサイズのトレーラーであれば積雪路で殆ど困ることは無いと思います。（凍結路となるとまた別だと思いますが）
また、トレーラー自体も勝手に流れてきてジャックナイフになるとか、横滑りするとか、そういうこともありませんでした。
■雪道走行を支えた機能
４ＷＤだったから問題なく走れた～っていう訳では無くて、車の駆動に関する協調制御があったからこそ走ることが出来たという事は明らかです。
特に大きく寄与したのがＡＳＣ（の、トラクションコントロール機能）。
これは発進時にどこかのホイールが空転すると、その車輪にブレーキをかけてトラクションの抜けを防止する機能です。要するにＬＳＤみたいな事をやってくれています。
これのおかげで２ＷＤモードで走れた場面もありましたし、４ＷＤモードで酷な場面でも走り出すことが出来ました。
※ＡＳＣのＴＲＣ作動時はメーターの画面に表示が出るのでわかる
■トータルで考えて現状最高
ファミリー向けな形状、（ディーゼルは）トレーラー牽引も難なくこなすパワフルなエンジン、燃費も問題なし、飾りじゃ無い４ＷＤ駆動力、強靱なボディー。
１ｔ程度のトレーラーを牽くには十分すぎる組み合わせです。今のところ不安も文句も無し(^^)
まとめヘタですみません！
