びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

デリカD:5のATF交換

■2019GWの前に
いよいよやってくる10連休。(きっちり暦通りお休みいただいております)
今年はちょっと足を伸ばして7泊8日の旅を考えております。
トレーラー購入後、初のGW。どうなることやら?

■前からATFを交換したいと思っていた
実はトレーラーを購入して最初のキャンプだったかな?と記憶しておりますが、長い山道を登っているとATF温度が100℃を簡単に超えてしまってフェイルセーフに入ってしまってました。(普通に走れるけれどもトルコンのスリップ抑制制御が入る)
多分ATFもラジエーターを通ってるでしょうからほぼ水温付近の温度にまですぐ戻るんですが、だいぶ熱によるダメージも与えてしまったことは間違いないですし、最近ATFの性能もだいぶ落ちてきている気がしています。
長く乗りたい車なので37,000kmを迎えたこのタイミングで交換してみることにしました。

■今回交換するのはこちら
イメージ 1
ワコーズのATF P-Sです。
デリカD:5 ディーゼル 6ATに対応する三菱純正ATFはダイアクイーンJ3という物ですが、
ワコーズでこれに対応するATFはPremium Sのみとなります。
同じワコーズのATF S-S(セーフティ スペック)は対応しませんのでご注意を。
※和光ケミカル営業さんからの情報

■作業開始
特に何も特殊なことはせず、単純に上抜き上入れで繰り返すだけです。
オイルパンを剥ぐって清掃して~とかは今回は見送ることにします。

イメージ 2
まず、どのご家庭にもある(?)オイルチェンジャーというかオイル抜き機でATFレベルゲージから抜いていきます。
これはホームセンターでも7000円くらいで売っていたと思いますのでDIYでも作業できるんじゃないかな~と思いますが、安易にやる事はお勧めしないでおきます。

ATFを入れるための道具ですが、私は灯油ポンプと混合ガソリン計量ボトル

コレを使いました。
ことATFに関しては、デリカD:5の場合オイルジョッキでは入れづらいです。。。
混合容器はメモリもあって量も量れるし蓋も出来るし、付属のノズルはレベルゲージのところに刺せば漏斗のようにも使えてかなりいいですよ。


ちなみにATFは1回の上抜きで約3.5L抜くことが出来ます。
説明書によると総容量は約8.2Lだそうですので、抜ける量としてはまぁまぁ?

汚れ具合はどのくらいだったかと言うと、最初に抜いたオイルは結構黒かったです。
ガソリン車で交換時期が来たエンジンオイルと例えれば良いでしょうか・・・。
2回目は、ああ、まだ黒いかな~って感じ。
3回目でも多少汚れを確認できました。

イメージ 3
抜いたら、抜いた分を入れるだけです。


灯油ポンプでチュポチュポと入れていきます。

注意:ゴミやほこりが入らないよう、注意して作業して下さい。
レベルゲージを汚いウエスで拭いたりしては駄目ですよ~。
ちなみに今回使った灯油ポンプは新品を用意しましたが、次回またATF交換する際はまた新品を用意するつもりです。(どうせ100円しないし)

入れた後はエンジンをかけてシフトレバーを各レンジに5秒ぐらいずつ入れ、三菱はNレンジで量の調整を行います。(Pでもいいとは思うんですけどね)
調整がOKなら近所を数キロ走ってAT内各部に新油を循環させます。
そしてまた抜いて・・・入れて・・・の繰り返しです。

■交換の効果
1回目 43%交換 ロックアップしてない時でもだいぶ伝達効率が上がったのがわかる。
2回目 67%交換 更に伝達効率が上がったのがわかる。音も静かになった。
3回目 81%交換 シフトアップ時のモタつきが明らかに減ったのも体感。
4回目 89%交換 先ほどとそんなに変わりは無い。
5回目 94%交換 変化を感じることはできなかった。無駄だったか(笑)
これ以上やっても無駄ですし、あと1回分もATFが残ってないのでここで終了~。
普通は3回(81%交換)もやればOKかな?(およそ10L使用)

■結びに
正直、思っていたよりも明らかに良くなりました。
出だしからグイグイ加速していくようになりましたし、シフトチェンジもスムーズでスピーディーになりました。
これがワコーズのATFのおかげなのか、それとも新油になったからなのかはわかりませんが(笑)

とにかく、やって良かった作業です。(^ ^)<高かったしね!w