びーだぶ家のキャンピングトレーラー日誌

デリカD:5ディーゼルでキャンピングトレーラー(Hobby 490KMF)ひっきーしてます。基本DIYでのメンテナンスや改造、修理を試みています。

キャンピングトレーラーに”サブバッテリー”を付ける?

ちょっとひっかけみたいなタイトルですが、キャンピングカーの場合エンジン系統のバッテリーを”メイン”と言い、居住空間用のバッテリーを”サブ”と言いますよね。

トレーラーの場合は居住空間しか有りませんのでこれを”メイン”と呼んで良い物かどうかはわかりませんが、居住空間用バッテリー補う”サブバッテリー”を取り付けてみようと思います。

 

わかりやすく言うと、

【トレーラーのバッテリー】に[ポータブルバッテリー]の電気を足す

ということです。 

 

まず事の発端は前回スキーに行ったときになりますが、「あとちょっとバッテリー容量が多ければ発電機回さなくても済むな~」と思ったんです。

ほんのちょっと充電したい為に発電機を車から降ろし、耐候ボックスの中に入れて、帰るときにはまた車に積んで・・・これが結構面倒なんです。そして腰をやっつけがち(^^ゞ

 

ここで一般的な考えでは『じゃぁもっと大きいバッテリーに交換する』とか『バッテリーの個数を増やす』となるでしょう。これが正攻法だと思います。

しかし私は思いつきました。

「家にあるポータブル電源を何とか活用できないか?」

 

我が家にはAnkerのPowerhouseというポータブル電源があります。世にポータブル電源と言う物を広めたあの製品です。

今回これを使うことにしますが、「携帯電話の充電をコレでやる」とか「テレビはこれから電気を取る」とかそういうレベルではありません。

思い切って【ポータブル電源からトレーラーバッテリーに給電する】という方法をとります。

これなら何も意識しなくてもトレーラーの各部にポータブル電源の電力を送ることができますし、電気が余るようならポータブル電源からトレーラーバッテリーを多少充電することもできます。

 

具体的にどうするかと言いますと、【停車時にもかかわらず走行充電系統にポータブル電源からの12Vを入力させる】という手段を使います。

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配線集約ボックス

トレーラーの電気カプラーから入った線は全てここに来ています。ここの走行充電の部分に配線を繋ぎます。

 

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ポータブル電源から12Vを送る

シガーソケットから出力された12Vは、先ほどの集約ボックスに送電されて

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バッテリー充電器

トレーラー備え付けのバッテリー充電器に入力されます。つまり、走行充電の電力を受けているのと同じ状態になります。(充電に必要な電圧まで昇圧されます)

E2”端子が受電端子、Rel.端子は走行充電開始の為のリレー動作端子です。

E2”端子だけに12Vを印加しても走行充電が始まらなかったので「あれ?」と思っていたらイギリスのサイトで情報が見つかり、無事対処できました。

(配線集約ボックスの中で少し配線の組み替えを行いました)

 

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トレーラーバッテリーのみ(通常使用の状態)

照明を全部点灯させてみました。

Iの項目がマイナスになっているのは「バッテリーからどんどん電気を使っていますよ」という表示。時計マークは「このペースだと残りこの位の時間使えますよ」という表示です。

 

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ポータブル電源ON

ポータブル電源をONにしてみました。

走行充電は6A前後しか流れないので、ちょうど均衡が取れているようです。つまり、トレーラーのバッテリーは使いもせず充電もせず・・・ポータブル電源からの給電でトレーラーをまかなっている状態です。

 

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照明OFF

トレーラーの照明を全部切ってみました。

Iが5.7Aになっているので「トレーラーのバッテリーに5.7A流して充電中」という表示です。

 

思っていたような動作ができたので満足です。

トレーラーのバッテリーは20時間率100Ah×2個を使用しており、powerhouseは30Ahと低容量ですが多少アシストにはなりそうです。

もっと大きいポータブル電源を持っていれば、そもそも100Vで入力させてしまってエアコンも動かせてバッテリーの充電もできて・・・便利になるでしょうね。

ゆくゆくはそのようにしたいと思っていますが、今回は「家にあるもので工夫」と的を絞ったのでこのような工法となりました。

 

ヘッドで出かけている間に車内でポータブル電源は充電しておけますし、ポータブル電源なので牽引中はヘッドに乗せてしまえばトレーラーの重量になりません。

今使っているpowerhouseも何年も使っているので、電池容量が無くなったらもっとステップアップしてエアコンも動かせるような物にしたいな~。