3週間くらい前に買った中華FFヒーターが到着しました。
荷物を受け取ってからも「何が届いたんだ?」としばらく考えていましたが、「ああ!あれか!!」と思い出したので開封です。
買ったのはこちら。
俗に言うエバスペッヒャー系中華FFヒーターの5kwです。燃料は軽油となっていますが灯油で運転可能です。
hobby 490KMFくらいのサイズですと5kwが最適でしょう。
なぜ灯油FFヒーターを取り付けるのかというと、トルマのガスヒーターで不便を感じたからです。具体的には
- 走行中に火を点けてトレーラー内を暖められない
- 氷点下の外気温下で急速にトレーラー内を暖めようとしても何十分もかかる
- 温風ボイラーのせいで温風が水で冷やされ、冷気ばかり出てくる
- とにかく火力が足りない
という点です。以前牽いていたトレーラーにはベバストの灯油FFヒーターが取り付けられていたので、どうもデメリットが目立ってしまって。
対して灯油FFヒーターは
- 走行中でも使用可能
- 発熱量が大きい(ガスヒーターと同時使用で更にアップ)
というメリットがありますから、ガスヒーターを補えるのでは無いか?と考えた次第です。
私自身中華FFヒーターは取り付け経験があったのでそれ程抵抗が無いっていうのも大きいと思います。
ただ灯油FFヒーターのデメリットとして
- 運転中の排気音がうるさい
- 燃料ポンプの音がうるさい
というのもありますが、これは停泊地や睡眠中にはガスヒーターを使えばいいだけの話ですのでデメリットの部分は隠れてしまうでしょう。
で、
中華FFヒーターは賛否両論ありますし、当たり外れが結構あるみたいです。
ただ、取り付け方法を間違えなければ火災になることは考えられないですし一酸化炭素中毒の危険性はトルマFFヒーターや車内ガスコンロと同等です。
ポイントさえ抑えていれば問題ありません。
それに中華ヒーターが不良で動かなかったとしてもトルマFFヒーターは取り外さないので困ることもありません(^^)
あまり自信を持ってオススメはしませんが、費用的にはかなり抑えられるので「ダメだったら捨てるか一式買い換えて交換する」くらいの考えができる人には良いのかなと思います。(^^;)
話は戻りまして、では早速取り付けていこうと思います。
取り付け場所は
あまり物を入れていない収納に設置することにしました。
こんな感じに設置します。
ここなら温風吹き出しの方向が車両長手方向に向けられますし、テーブルの足下も暖められます。
フロントのベッド下も考えましたが、大きい荷物を入れることも多いですし・・・貴重な広い荷室が削られてしまうので除外しました。
トレーラーの床下に何も無いことを確認し、必要なサイズに穴を開けます。
中華FFヒーターは過去に取り付け経験がありますので、何ら手順書等は読まずいきなりやっちゃいました。
最初はホールソーで開けていたのですが、途中でホールソーの軸が折れるというアクシデントが!!
仕方ないので途中からはジグソーで穴を開けました。なので角のアールが微妙に非対称です(笑)
こんなことなら最初からこれで穴を開ければ良かったな。
皆さん気になるでしょう?床板ってこの位の厚さなんですよ。
車底部はすっごく木が薄いんですね!
先ほどの穴の断面?切り口を変性シリコーンで保護しておきます。浸水等を防ぐためです。
2022/12/10追記
※使用過程で処置が必要になりました。その後の記事はこちら
燃料ポンプの配線を通す穴を作り忘れておりましたのでコーキングした後ですが端っこを少し溝掘りしました。ベースプレートの切り欠き部分が配線通し部分となっております。
作業中に写真を撮れなかったんで、肝心なところは後日アップします。
で、いきなりですが試運転
まだ灯油タンクは決まっていないので、とりあえずトレーラーの外に置いた灯油ポリタンクから燃料吸わせて動かしました。
電源ONでポンプの動作もOK、燃料配管のエア抜きを終えて点火してみると・・・これは・・・驚くほどの温風!!
6畳用エアコンで温風MAXにした時以上の暖かさと風量があります!
もちろん設定温度に達すれば弱くなってきますが、びっくりする早さでトレーラー内が暖まりました。
車内に居る分にはあまり音は気になりませんが、外に居ると「コォォォーーー」と排気の音がそれなりにします。
今回試運転でサイレンサーを取り付けていなかったってのもあるんですが、面倒だからサイレンサー無くても良いかな~なんて思っちゃいまして。
気が向いたらサイレンサーも取り付けてみようと思います。
まず試運転の結果は上々だったので、明日は吹き出し口の取り付けとマフラーの固定、配管と配線の保護、燃料タンクの取り付けをしようと思います。